アンティーク家具というとヨーロッパの古い家具のことを思い浮かべる人も多いですが、もちろん日本にもアンティーク家具と言える古い家具は存在しています。
そんな日本製のアンティーク家具のことを和製アンティークと呼びます。日本で作られた家具や雑貨の総称で、日本特有の美意識や知恵から生まれたアンティークになります。中国やヨーロッパからの影響を受けている品物もあり、独特な雰囲気が人気となっています。
江戸時代から残っているものもありますが、明治、大正、昭和と時代ごとにそれぞれ違う雰囲気があり、自分好みのデザインを見つけることができます。
時代によって変化する和製アンティークは、日本の部屋だからこそ似合う家具がたくさんあります。
日本では色々な国から文化を学んで日本流にアレンジして自分好みにするということが得意ですが、それはアンティーク家具にも当てはまります。和製アンティークはその時代に入ってきた海外からの文化を取り入れられており、その時代によって大きく雰囲気が変わります。
江戸時代末期や明治時代初期は開国間もないため、それでも日本らしいデザインで重厚感のあるデザインが特徴的です。
そのうち大正時代になるとヨーロッパの影響によって、装飾性のある華やかなデザインになります。和洋折衷のデザインは今でも人気となっています。
昭和になるとアメリカの影響によって、全体的に可愛らしいデザインの家具が多くなります。
時代の変化によってアンティーク家具のデザインは変わりますが、上質な家具が多いという点でも魅力的です。